竹工芸専攻
竹を編み上げる「編組」、竹材を活かす「丸竹加工」を修得。

弾力に富み、強度があり、乾湿にも強い竹は、日本で最も古くから利用された素材のひとつ。本校では竹を細く割り、それを編んでかごなどをつくる「編組(へんそ)」と、竹そのものの造形や肌合いを活かして制作する「丸竹加工」という2つの技法を、1年次は並行して、2年次以降は各自がより追求したいものを選択して学びます。編組では六目編み、麻編み、網代編みなどの編み方を、丸竹加工では筒物、柄杓などの茶道具をつくる課題の中で、基礎から徐々に高度な技を身につけていきます。いずれも2年次後半からは、学生各自の自由なアイデア・発想で制作する自由制作。それぞれのプロが個々の志向に対して的確なアドバイスを行います。
感性豊かな発想と、それを活かす技、両方を大切に。

現代の暮らしの中でも目にする機会の多い竹という素材。特にかごなどを編む「編組」は多くの人が身近に感じる工芸品ですが、実はその制作において学生がまずつまづくのは材料づくり。「竹割り3年」という言葉があるように、制作するものに合わせて幅や厚さを自在に変えて材料がつくれるようになるには、相当な練習量が必要です。一方「丸竹加工」のポイントは、自然のものである竹の形を仕上がりに絶妙に活かすセンス。「良い工芸品とは垢抜けたもの」という先生の言葉が意味するのは、つくり手が様々な経験によって感性を磨くことの大切さ。日頃の生活の中で発見や感動を数多く見つけられる豊かな目や心を養ってください。
竹工芸専攻2年 上杉 朋さん|工芸士3級|工芸高校(大阪府)出身
体験入学で「竹」という素材との衝撃の出会い。
高校ではプロダクトデザイン科で、金属、ガラス、土など、さまざまな素材で作品を創ってきました。TASKの体験入学では、扱ったことのない竹で鍋敷きをつくらせていただき「竹って、割れるんだぁ」ととても驚き、その素材に魅了されて竹工芸を専攻。そのおもしろさは深まるばかりで、今は茶道具を究めていきたいと知識と技術を磨いています。
教授|石田 正一 先生
制作活動は基本が身についてこそ成立します。作品をつくる楽しさもその力があってこそ。この学校でしっかり基本を身につけて努力すれば、必ず上達しますよ。
