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漆工芸専攻

漆工芸専攻

実習の概要

味わい深い用の美、京漆器の最高技法を学ぶ。

漆工芸

海外では「ジャパン」と呼ばれる漆器。それは、数ある工芸の中でも日本を代表するにふさわしい美しさを備えているということの証です。漆工芸専攻では京漆器を「塗り」と「蒔絵」に大別し、2つを並行して学ぶシステムとしています。塗りでは下地づくりに始まって、表面を滑らかにする研ぎ、上塗りなど、一方の蒔絵でも筆の運びから紋様・図柄の描き方、金粉の蒔き方などを順序良く学びます。2年次後半からは「脱乾漆(だつかんしつ)」という素材を用いての自由制作がスタート。複雑な技法、多数の工程、蒔絵では色をつけたり、ぼかしたり、立体的に見せたりと組み合わせで無限に広がる表現方法を駆使し、自己の作品づくりを追求していきます。

実習のポイント

自由な創作で、漆器の新しい可能性に挑戦する。

漆工芸

仏具工芸を基本とした蒔絵専攻が、緻密な蒔絵を重点的に学ぶのに対し、漆工芸専攻では用の美である漆器を下地とした造形的な創造性に主眼を置いています。技術としてはどちらも日本最高峰のものですが、特に脱乾漆は、形に制限がないため、オリジナルな表現を目指す学生の意欲をかきたてるようです。もとより漆は伝統、歴史に彩られた強い和のイメージがありつつ、モダンやアートを受け入れる柔軟性も合わせ持つ工芸。学生が制作するものも、年々発想力豊かな作品が増加しており、そのクオリティも高くなっています。伝統の技が現代に活かされる、新しい漆工芸の時代を切り開くつもりで、ぜひチャレンジしてみてください。

生徒インタビュー
二村 聡美さん

漆工芸専攻2年生 二村 聡美さん|工芸士3級|八洲学園大学国際高校(沖縄県)出身

2年次は精一杯、3年次では少し余裕をもって制作。
1年次では基礎をしっかりと学び、2年次は課題と修了制作に一生懸命に取り組み、3年次になって少し余裕を持って制作できるようになりました。漆に携わる職人として生きていきたいと考えているので、TASKでの4年間はとにかく基礎づくりを徹底したい…。4年間かけて大学卒業資格取得も目指しているので、毎日忙しく過ごしています。

先生からのメッセージ
大家 忠弘先生

教授|大家 忠弘先生
伝統工芸士、京の名工

マニュアル的な学校教育では伝わらない部分を工芸士である我々が実践して教えます。また技術と同時に、学生たちにはものづくりの精神も伝えたいですね。

学生作品

(財)京都伝統工芸産業支援センター理事長賞

「乾漆蓋物『潔』」
H150xW330xD330


二村 聡美(3年生)工芸士3級
八洲学園大学国際高校(沖縄県)出身

学生作品画像