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石工芸専攻

石工芸専攻

実習の概要

全国でも唯一の、手づくりの石の味わいを究める。

石工芸

全国にいくつかある石工芸の産地の中でも、全てを手づくりで行っているのは、すでに京都しかありません。本校の石工芸ではそんな京石工芸の技を、基本からしっかりと体に覚え込ませることを目的としています。石頭(せっと)と呼ばれる大きな金づちをしっかりとノミに当て、削るという基本中の基本を学ぶ漬物石から、銭鉢(ぜにばち)、織部灯籠(おりべとうろう)と課題に取り組み、表面を平らにする技術、仕上がりを決めるノミ跡の美しさなど、それぞれのテーマをクリアして技を修得していきます。2年次後半からは自由制作を開始。石工芸というと、灯籠など決まったものをつくるイメージがありますが、本校では講師も新しい作品にチャレンジし、常に可能性を追求しています。

実習のポイント

100年後にも残る石にやさしい表情を与える手技。

どれだけ力を込めて金づちをふるっても、ノミがしっかりと当たらなければ石はビクともしない。初心者にはどうすることもできない石という素材の大変さは、他の工芸では少し想像しにくいほどです。素材に合わせ道具も重く、肉体的な疲れがあるのはもちろん、その反面で削りすぎて欠けるなどの失敗はやり直しがきかないため、細かく神経を使う場面も少なくありません。しかし、制作したものが100年単位で後世に残り、また風化によってさらに味わいを増す、そんな工芸も他にはありません。「一度とりつかれたら決して離れられない」と講師も語るその魅力を次の世代へ伝えられる、新たな石工芸のカタチを、あなたの手で探してみませんか。

生徒インタビュー
井筒 大起さん

石工芸専攻2年生 井筒 大起さん|工芸士3級|関西大学社会学部出身

最初から最後まで一人でやりきる充実感。
大学を卒業して就職するも、自分にはまったく合ってないと感じて退社。東京で偶然入った江戸下町伝統工芸館でTASKを知り、入学を決心。父の実家が石屋をしていたこともあり、石工芸を選びました。石選びから完成まで一人でやりきる充実感は石工芸ならでは…。現代の生活にも調和するような、新しい作品にも挑戦していきたいと思いますね。

先生からのメッセージ
西村 金造先生

教授|西村 金造 先生
伝統工芸士、京の名工

石工芸の世界ではいい作品は必ず残され、後世まで存在し続けるんです。だから皆さんには、工芸士から学べるこの学校で最高の技術を身につけて欲しいですね。

テキスト

西村先生は、「京都迎賓館」の石工芸全般、兼六園(金沢市)の灯籠などを手がけた日本を代表する石工芸の匠。彫刻家イサム・ノグチの石造作品にも携わりました

学生作品

京都府石材業協同組合理事長賞
「石舟灯」
H500xW1200xD410


井筒 大起(2年生)工芸士3級
関西大学社会学部出身

学生作品画像