トップページ > コース・専攻 > 木彫刻専攻
木彫刻専攻

木彫刻専攻

実習の概要

巧みな立体造形の技。京仏具の歴史が磨いた木彫刻。

木彫刻

本校の木彫刻専攻では、京仏壇・京仏具の技法を基本としています。木彫刻の作品は、例えば和室の天井とふすまの間にある欄間(らんま)のように、平面の中に立体感を持たせた彫りが特長で、曲線が立体的なつながりをもって様々な世界感を演出します。実習授業ではごく単純な模様を彫ることから始め、徐々に植物や動物など複雑な造形に取り組むなど、課題ごとに技を高度に設定。彩色なども施しながら、反復練習の中で技術を体で覚えていきます。2年次までに一通りの基礎を学習し、2年次後半からは自由制作を中心とした応用の段階へ。伝統工芸に限らず、立体彫刻を身につけたい学生など、様々な表現のスタイルに応えます。

実習のポイント

表裏で立体感を表現する技の修得が、ひとつのヤマ場。

木彫刻

実際に学生たちが実習を経験し、まず最初に驚くのは道具の種類。ノミや彫刻刀、カンナなど、プロならばまず100種は下らない道具の一つ一つに使い方また手入れの仕方があります。また彫りに対面すると多くの学生が「削りすぎて高さが合わない」「模様のつながりが合わない」などと語るように、立体感、奥行きを出すための技法が一つの大きな壁になっているようです。それでも修了・卒業制作の完成度は年々高くなっており、個性的な作品も増えている様子。「この学校では他の工芸も見られますし、いろんな見聞を広めてほしい」という先生の言葉通り、技術以外のさまざまな知識や感性の幅を広げることにも取り組んでみてください。

生徒インタビュー
岩間 智香さん

木彫刻専攻2年生 岩間 智香さん|工芸士3級|飯野高校(三重県)出身

目指しているのは、人の役に立つものづくり。
商業デザイン科で学んでいた私は美大を目指していましたが、人の役に立つものづくりをしたくてTASKに入学。職人として活躍されている先生方の指導を受けることで、知識や技術のみならず、生き方や精神まで学べるところが魅力ですね。作品が創造していた通りのカタチになったり、思った以上のものが仕上がった時にはやりがいを感じます。

先生からのメッセージ
先生画像

教授|渡邊 宗男 先生
伝統工芸士、京の名工

この学校は学生にとって学びやすい環境を整えてくれていますが、ものづくりに対する姿勢や考え方を自分自身でしっかりと考えることが大切でしょうね。

学生作品

京都府仏具協同組合理事長賞

「四 神」
H140xW185xD110  H110xW135xD110
H180xW200xD210  H130xW165xD100

明田 光司(2年生)工芸士3級
長野県岡谷工業高校(長野県)出身